金属のイオン化とは
金属の原子構造は、中央に原子核があり、そのまわりに電子の軌道があるものです。 一番外側(最外殻)の電子は、核から遠いために引力が小さく、自由に動き回れるので「自由電子」と呼ばれます。自由電子は動きやすいために、容易に離脱する性質があります。 外殻の自由電子が離脱し、数個失われると、金属はイオン化します。 イオン化した金属は金属らしい純粋な性質を失い、水に親和性があるため水に溶けます。 しかし水よりも親和性が高いものがあると、金属イオンはそれと結合します。こうして金属イオンは表皮蛋白と結合し、アレルギーの原因となるわけです。
金属アレルギーにおいては、超微量の溶出が疾患を引き起こすため、もとの金属は一向に溶出したようには見えません。 たとえば、ひどい皮膚炎の原因となったネックレスを、500倍の実体顕微鏡で観察しても、溶出した痕跡(腐食痕)は見られません。
















