CTから得る骨や歯などの3Dデータと、デジタル口腔スキャナによる軟組織のデータの双方を統合することで、お口の中の状態をデジタル上に精密に再現し、人工歯の形態、インプラントの埋入位置・角度・深さなどを、専用のソフトでシミュレーションします。
神経の検出もできるため、神経や動脈が走行する「下顎管」の位置を立体的に把握でき、トレースした下顎菅とインプラントとの距離や、インプラントとインプラト間の距離などをシミュレートすることができます。シュミレーションの結果、条件にあえば、手術日に歯を入れられる場合もあります。
また、症例に応じては、サージカルガイドと呼ばれる、ガイドシステムを用いることにより、解剖学的なリスクをできるだけ少なく、かつ埋入予定位置にできるだけ正確にインプラント埋入するようにする場合もあります。
そして、歯肉の無切開オペが可能な場合もあります。縫合の必要がなく、患者様のご負担の軽減や、回復が早くなる事が、期待できます。
データに基づいた、外科的、補綴的にも適切な、予知性の高い設計が可能となるだけなく、シミュレーション画面をご確認頂きながらご説明することで、患者様ご本人にも、ご自身に必要な治療内容を、わかりやすく把握いただけます。
「もっと早くにインプラントをしていたら・・・」
30代で総入れ歯になり、以来20年近く悩み続けられた患者様は、インプラントをセットして「歯」が甦った時、涙を流して喜ばれました。
ただ治療を行うだけでなく、”ここで治療をして良かった”と喜んで頂ける事が、私たちの喜びでもあります。
まだインプラントが今のように一般的ではなかった頃。院長が銀座池渕歯科を開業する前。 当時治療をしていた歯科医院で、院長は毎日のように数多くの入れ歯を作成していました。
入れ歯を作るのが得意な院長は、できあがった入れ歯を患者さんに気に入ってもらえる事に喜びを感じていましたが、ただ1点、残念に感じる事がありました。
それは、どれだけぴったりに作った入れ歯でも、しばらくすると調整が必要になってしまう事です。
毎日噛む力が加わっていくうちに、微妙に形状に変化が加わります。 歯の無い箇所の歯を支える骨は徐々に痩せてくるので、顎や歯の角度や形が変わってきてしまう事も原因の一つです。 歯科医院へ再調整へ来るまでの間、きっと患者さんは何らかの違和感を感じておられる事でしょう。 ぴたっと合う入れ歯を作っても、どうしても避けられない時間の経過による変化と、それに伴う違和感や不快感。
これをどうにかして解消できないか。それが、院長の悩みでもありました。 やがて、その悩みを解消する治療法が飛躍的な進化を遂げます。 それが人工歯根を埋め込んで人工歯をつくる治療法、インプラントでした。
最初の頃のインプラントは、今のものとは違い、予後の不確かな部分のある治療法でしたが、現在のオッセオインテグレーション(骨結合)型のインプラントの術式が確立し、安全性の高い治療となったのです。
インプラント治療を行った方は、口の中に違和感もなく、見た目も自然で、まるで自分の歯のようだと喜ばれます。 若いころから長年入れ歯で悩んでいた方の中には、涙を流して喜ばれる方もおられます。 治療前にはオペに躊躇されていた方でも、治療後はこんなに快適なら、もっと早く治療をしておけば良かったと口々に語られます。
インプラント治療を受けて喜ばれる患者さんの姿を励みに、院長はさらに研鑽に励みました。その結果、現在では数千本のインプラント治療を行い、多くの患者さんに満足いただいております。
インプラントの歯は、入れ歯のように容易にずれたり外れたりすることはありません。 上から被せている人工歯の部分がごく稀に欠けたりする場合がありますが、そのような際には、当院で治療を行われた患者さまには、10年保証に基づいて無償で修復を行っております。
インプラントは多くの方に喜ばれている治療法ですが、中にはどうしても躊躇してしまう方もいれば、骨粗鬆症や持病の関係で、オペが難しい場合もあります。 そのような場合には、年間300床以上の入れ歯を作成していた、入れ歯や義歯の治療も得意とする院長が、その方にあったなるべく快適な入れ歯の治療をご提案いたします。
インプラントにしようか迷っている方、どこで治療を受けようか迷っておられる方がいれば、どうぞお気軽にご相談下さい。経験豊富な歯科医師が、あなたにあった歯科治療のご提案をいたします。