スギ花粉が現在、日本の各地で大量に飛散し、猛威をふるっています。 鼻はグチュグチュ、目はシュパシュパ。なのに、鼻詰まりと口呼吸のせいで、口の中はいつもカラカラ。つらい…。
花粉症、アレルギー性鼻炎の薬の副作用で、ドライマウス(口腔乾燥症状)になっている方も、結構いらっしゃるようです。
そんな方々へ、ちょっとした朗報を。
一人で出来て、意外と早くお口の中を潤す効果がある、簡単なトレーニングがあります。
「唾液腺マッサージ」 みなさんご存知でしたか?
大唾液腺と呼ばれる、耳下腺・顎下腺・舌下腺を刺激して、唾液の分泌を促すマッサージです。 唾液腺マッサージにも、いろいろ流儀があるようですが、手軽で効果が実感しやすい方法を、お伝えしましょう。
まずは耳下腺のマッサージからです。 左右の耳の下前方を、両手のそれぞれ揃えた指の腹の部分で、心地よい圧迫痛を感じる程度まで押さえてください。そしてそのまま10秒ほど、グルグル前方の向きに円を描くように動かしてください。
終わったら今度は逆に、10秒ほどグルグルと。 そうすると、頬の内側の奥歯あたりに唾液が溜まってきて、なんとなく喉がゴクリとなりませんか。
次に顎下腺です。 下顎の左右の下縁部、そのちょうど内側の柔らかい部分を、親指以外の四指の指先で、左右同時に押し上げます。前後4、5箇所を痛くならない程度に強く押してください。 1、2秒押し上げたら指先を下げ、また押し上げます。この動作をそれぞれ5回ほど繰り返します。 舌と下前歯の間あたりに唾液がたまってきますよね。
最後に舌下腺です。 両手を組んで、2本の親指を立てます。 その親指の先で、下顎の先の裏のくぼんだところから、舌の真下あたりをできるだけ強く、痛くならない範囲で、グイグイと押し上げてください。 押したり離したり、10回ほど繰り返してみてください。 ここが一番効果の出やすいところだと思います。唾がじゅるり、ぜひご体験を。
基本的な手技は、以上です。やり方や時間、回数や手順に、厳密な決まりがあるわけではないので、ご自身でいろいろ工夫してみてください。 ただし指で押した後も圧痛が残るようであれば、どうぞ控えめに。
お風呂に入って、体が温まり血行が良くなった状態で行うと、より効果的です。
人前で緊張して口が乾いた、うまく喋れない。といったときにも、ぜひ試してみてください。
ドライマウス(口腔乾燥症状)の中には、重篤な全身疾患へのシグナルの可能性もありますので、ご心配な時は、医療機関への受診をお勧めします。