口内炎って、痛くってつらいですよね。 口の中あちこちにできたり、時には1週間以上長引いたり。
原因もいろいろです。
誤って粘膜を噛んでしまったり、入れ歯の金具が当たってできたりします。わたしも、歯ブラシのヘッドの先端を勢いよく歯ぐきにぶつけて、口内炎になったことがありました。これらが外傷性の口内炎です。
また、熱い飲み物での粘膜の火傷が口内炎となり、その後もヒリヒリ痛くてなかなか治らない、とか。
口腔ケアが不十分な場合、お口の中に潜む病原性のあるウイルスや細菌なども、原因の一つと考えられます。
体調が良くない時に、口内のあちらこちらに多発的にできる方もいらっしゃいます。 全身の免疫システムと口内炎の関係性や、発生の機序は、まだまだ根本的には解明されていないようです。
では、いざ口内炎の治療法となると、塗り薬や内服薬では、即効性が乏しいのが実情です。
痛みから解放されて、早く治したい。
そんな方は、レーザー治療がおすすめです。
即効性があり、処置後かなりの痛みが軽減します。
まだまだご存知じゃない方も多いようです。
歯科で用いられるレーザーにも多種ありますが、口内炎にはNd:YAGレーザーが有効です。
その主な効果は3つ。
まず1つは、鎮痛効果。
痛みを感じる細胞にレーザーのエネルギーを加え、細胞を鎮静化させ、痛みを鎮めます。
2つ目は、創面(表面の傷の部分)の保護。
ダメージを受けた粘膜の表面に、レーザーの凝固作用により薄い皮膜を形成し、いわば人工的にかさぶたをつくり、傷を守ります。
3つ目は、新陳代謝の活性化による治癒の促進。
口内炎の深層の、健全な細胞に刺激を与えることにより、早い治りを促すのです。
最後に、実際のレーザー治療について。
レーザー治療の効果を確認しながら進めますので、基本的に麻酔は行いません。 レーザー照射時に、時々ピリッとした痛みを感じることもありますが、出力や照射時間を調整しながら行いますので、ご安心ください。 レーザー治療は、問診、処置、術後の説明を含めて通常は30分以内で終了します。 口内炎の深さや範囲、その原因によって、治療の効果には個人差がありますが、一般的に処置後、90%の痛みが緩和されるとイメージしていただければ結構です。
通常、処置後30分後には飲食が可能です。
ご本人は、一般的な口内炎だろうと認識されて来院されるのですが、いざ診察をしてみると時折、明らかに口内炎とは違う粘膜疾患のケースも見受けられます。こういった例など、当日にレーザー治療の実施が、困難なケースもあることをご了承ください。
実際お口の中を拝見してみないと、わからないことも多々ありますので、口内炎でお困り、ご心配のかたはご来院の上、ぜひご相談ください。