~歯の豆知識~
気圧の変化に影響を受けやすい疾患に、関節リウマチや偏頭痛が知られています。歯や歯茎の炎症やそれに伴う痛みも、気圧の変化に影響を受けやすい症状の一つです。 大きな低気圧が近づき、空が重くどんよりと曇った天気の日には、普段より痛みや腫れを訴える患者さんが多い様な気がします。
患者さんの中に、国際線の飛行機に乗るたびに親知らずが腫れる、山登り好きの方で頂上付近に近づくと歯がうずく、スクーバ(スキューバ)ダイビングで治療中の歯が痛くなった等、こういう方々がいらしゃいました。気圧の変化がお口の中の症状に影響を与えたのかもしれません。 他にも、あるタレントさんがバラエティ番組の企画でマナスル(標高8163メートル)登頂を試みた際、気圧のため途中で前歯の根の炎症が急性化し、激痛に耐えきれず急遽ヘリコプターで下山し、麓の歯医者で抜歯したというエピソードが放送されたことがあります。
気圧に対して身体は、意外とデリケートに反応する様です。
例えば、飛行中の飛行機の中では、スナック菓子の袋は膨張してしまいます。地上に比べて低い気圧(0.8気圧程度)に保たれているためです。同じ原理として、エレベーターで一気に高層階へ上昇すると、中耳内と外気の気圧差によって、耳がキーンと響いたりします。
気圧の変化だけでなく、寒暖差や湿度など天候・天気の変動に対して、お口の中でもさまざまな組織ができるだけ恒常性を保とうと、つねづね働き続けています。
早く暖かくなって欲しいのですが、まだまだ寒い日が続きそうです。みなさんお身体にお気をつけください。冬来りなば春遠からじ。
日曜日や祝日も診療を行なっています。お口の中でお困りのことがあれば、ぜひご相談ください。