銀座池渕歯科における
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策についてのご案内と、お願い

 

感染予防への取り組み

新型コロナ感染症に振り回されて、まる2年以上が過ぎました。もう3度目のコロナの夏を迎えようとしています。

われわれ銀座池渕歯科も、新型コロナの流行をきっかけに、それ以前より更にスタッフ一同全力を挙げて、感染症対策に取り組みました。 幸いなことに、現在まで当医院においては、大きなトラブルもなく、従来からの診療を日々継続することができました。 もちろん、コロナ禍においても通院していただいた患者様方々の、深いご理解とご協力あったからこそと、心より感謝しております。ありがとうございます。

歯科は従来から、唾液の飛沫が飛び交う、感染症のリスクにさらされた最前線の診療科でありました。そのため歯科全体が、新型コロナ感染症対策に、早急に取り組めたとも言われています。ただその分、当院でもスタッフには、心身ともに強いストレスとプレッシャーが常時、加わっていたと思います。そんなスタッフ各位にも感謝の念でいっぱいです。これからも無理をし過ぎないで、頑張りましょう。

新型コロナ感染症の早い終息を願いつつも、今後も油断せず、感染症対策に真摯に取り組みながら、一人一人の患者様の診療に、心を込めて専念してゆきます。

これからも銀座池渕歯科をよろしくお願いいたします。

 

令和4年4月27日
銀座池渕歯科 院長 池渕 剛

以下、これまでの銀座池渕歯科において行ってきた、新型コロナ感染症対策の文面を、コロナ禍初期のものから、あえて原文のまま掲載しておきます。その時々の戸惑ったり、切羽詰まったりして、不安な未来を抱えながら診療に取り組んでいる姿が垣間見えて、懐かしくもあります。 試行錯誤だった感染症対策も、診療と患者さんへの医療サービスとのバランスを取りながら、少しではありますが改善進歩させております。

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(令和3年6月2日 記)
東京都では、3度目の緊急事態宣言も、6月20日まで延長されました。 ワクチン接種も各地で進んでいるようです。油断は禁物ながら「第4波」のピークは越えたように感じられます。昨年初頭から始まったコロナ禍も長期化するなか、当院でも全力で感染予防に取り組むことによって、幸いなことに現在まで無事に、通常の歯科診療を続けることが出来ております。

以下、当院における新型コロナ感染症対策の現状と、これまでの取り組みを述べてゆきたいと思います。

まず、いわゆる「第3波」が顕著になった昨年の年末以来、当院でのスタッフを介した感染(いわゆる院内クラスター)のリスクを回避するため、受付スタッフには、従来の医療用マスクに重ねて、フェイスシールド付きマスクを常時着用させています。

歯科医師および歯科衛生士に関しては、診療時間内は常時、オペ用ガウンおよびフェイスシールド付きマスクの着用を義務づけております。また、オペ用ガウンとフェイスシールド付きマスクは、診療スタッフ全員が毎回、診療開始時と休憩後に新品を着用し、使用済みのものは慎重に梱包し、廃棄しております。処置の内容によっては必要に応じてその都度交換しております。

ただ、コロナ禍以前の歯科医院における一般的な診療スタイルから比較すると、見た目に随分と、ものものしく感じられる方もいらっしゃることでしょう。 ただ、半年ほどこの診療スタイルを継続していると、次第に患者さんも慣れられるようで、 最近では、診療スペースへの導入時に驚かれる方もほとんどいらっしゃいません。逆に感心していただき、安心感を持たれる方も増えました。

みなさんご存知だと思いますが、歯科では、治療や各種処置において、唾液や血液の飛沫を発生させます。当然の事ながら、口腔外へ飛散した飛沫を介して、新型コロナをはじめ、あらゆる感染症を生じさせるわけにはいきません。これまで以上に積極的にさまざまな対策を講じ、強い覚悟のもと日々の診療に取り組んで行く次第です。

例えば、当院では診療ユニットごとに、口腔外バキュームを設置しており、診療時の飛沫拡散を防ぐため常時、最大出力(12気圧:通常のバキュームの6倍)にて稼働させています。

口腔外バキューム

ただし、コンプレッサーの作動音がかなり大きく、吸引口を患者さんの出来るだけ口元近くに配置し操作する必要があるため、患者さんにとっては従来の歯科治療よりさらに、耳障りな異音として感じられるのではないでしょうか。

1年以上このような状態で診療しているため、患者さんの中には「掃除機みたいな音がしますね」あるいは「前ってこんなに大きな音でしたっけ」とおっしゃられる方もおられます。 久々の来院の方や初診の方には、一応「飛沫防止のため吸引の音が大きくて、すみません」などと、お声掛けする様に心がけております。みなさん事情をご理解され、こころよくご協力いただいております。まことに感謝の限りです。

そして「三密」の一つ「密閉」を避けるため、当院では、常に室内にある窓を全て全開にして換気を行なっております。その上で、室内の各所に空気洗浄機やエアーファンサーキュレーターを設置し、最大風量で運転させています。空調機を併用した室外機を介した換気も行なっています。 診療スペースと、受付スペースにCO2(二酸化炭素)濃度測定器を設置し、常に換気状態が十分に維持されているかどうかを常にモニタリングしています。ちなみに、当院では400以下~600ppmに保つように心掛けております。2020年に厚生労働省により集団感染の発生リスク回避のための良好な換気状態の基準として1000ppm以下が推奨されていますが、換気が不十分で、CO2(二酸化炭素)濃度が高くなると、自動的に測定器のアラームが鳴るように設定されています。

クレジットカードや各種電子マネー対応可能

また、当院ではコロナ禍以前より、クレジットカードや各種電子マネーの導入に取り組んでいました。 その後も、受付、会計時の感染リスクを減少させるため、現金の授受を減らす目的で、電子マネーによる会計決済を積極的に進めております。電子マネーも、交通系(Suica、PASMO 等)、流通系(楽天Edy、WAON、nanaco等)、QRコード決済(LINE pay、Pay Pay、d払い、au pay等)各社ご利用可能です。この一年間でずいぶんと電子マネーにて治療費をお支払いされる方が増えました。

コロナ禍以前に比較して、感染予防対策のため、患者さんごとの診療前後の準備片付けは、ずいぶんと煩雑化し、時間も手間もかかるようになってしまいました。そのことにより、診療スタッフへの精神的にも肉体的にも負荷が増大したと思います。日ごろ口に出さずとも、感染に対する恐怖心もあることでしょう。それでも診療が今まで通り日々、当たり前のように行える、この幸せな現状を心に刻みつけ、ここにあらためて、スタッフ一同にも深い感謝の言葉を送ります。

振り返るとこの一年は、日々の診療に専念しているつもりが、ニュースで報道される毎日の新規患者数や重症者数の増減に、どこか心乱されている自分がいます。いつかは夜は明け、きっと陽はまた昇ってくるでしょう。ただ、時々思い描く楽観的な未来は、なかなか現実感を増してきません。 梅雨も近づき、もうすぐ2度目の夏がやってきます。 3度目の夏はきっと素晴らしい季節でありますように、と強く強く願っております。

これからも患者様みなさんに、安心して通っていただける医院運営に全力を尽くしたいと思います。 お口の中にお困りのこと、心配ごとがある場合は、ご遠慮なくご連絡いただければ幸いです。

令和3年6月2日
銀座池渕歯科 院長 池渕 剛


コロナ禍以降、院長池渕がコロナ関連の話題で、取材を受けたり、出演したテレビ番組をご紹介いたします。

“ワールドビジネスサテライト”2021年5月13日 (テレビ東京系列各局)
ワールドビジネスサテライト テレビ出演
テーマ:コロナ禍前後の経済変化が歯科金属用金属の価格に与えた影響について

“あさチャン!”2021年2月1日(TBS系列各局)
あさチャン!テレビ出演
テーマ:新型コロナウイルスへのキシリトールの効果

“ABEMA的ニュースショー”2021年1月24日(ABEMA TV)
「コロナ感染者ゼロ」歯科医から学ぶ感染対策とは?
テーマ:歯科医院における各種新型コロナ感染症対策

“あさチャン!”2020年12月14日(TBS系列各局)
あさチャン!テレビ出演
テーマ: 歯磨きによって発生したクラスターについて

“ひるおび!”2020年12月14日(TBS系列各局)
ひるおび!テレビ出演
テーマ: 歯磨きによって発生したクラスターについて

“news every.”2020年11月5日(日本テレビ系列各局)
News every.
テーマ:新型コロナ感染症とドライマウスの関係

“日曜はカラフル!!!”2020年7月12日(TOKYO MX)
日曜日はカラフル!!!
テーマ:コロナ禍におけるデンタルケアー

以下、これまでの当院における新型コロナ感染症対策、患者様へのお願い等を、時系列順に掲載いたします。是非ご一読いただければ、と思います。


~当院における感染症対策~(令和2年5月1日 記)

緊急事態宣言下のもと、患者様のみなさまも、予期もせぬ多くの制約の中、実に不自由で不便な暮らしを日々、お過ごしになられていることだと思います。
こういう状況下ではありますが、当院では新型コロナウイルスへの感染予防に考慮しつつ、「歯が痛い」「歯が欠けた」「かぶせ物が取れた」「歯ぐきが腫れた」といった様々なお口のトラブルに、これまでの平常時と同様に、可能な限り対応いたします。
当院では安心して歯科治療を受けていただくため、日頃から常々、感染予防への取り組みを行なってまいりました。
ですが、今回の新型コロナウイルスの流行にともない、新たにさらなる対策も行なっております。

〈受付、お会計時について〉

  • 全てのスタッフがマスクを常時着用。受付時やお会計時にも必ず着用にて対応しております。
  • 受付スペースは、患者様とスタッフとの距離が「密」にならないよう、またお互いの感染予防のため、二重の透明なビニールシートにて空気の流れを出来るだけ遮断しております。ビニールシートも消毒、除菌スプレーを定期的に噴霧しております。
  • 受付時やお会計時に、診察券や硬貨、お札や各種カード類等の受け渡しは、トレーを介した間接的な授受を基本とします。また受け渡しの前後には、スタッフの手指の消毒を徹底させております。
  • ご来院時にご自由にお使いいただけるよう、受付スペースや待合スペース、またお化粧室にもそれぞれ常時各種消毒、除菌薬を置いております。ただしアルコールや塩素を含めアレルギー、皮膚過敏症の方は、ご遠慮なく受付スタッフにお申し付けください。患者様用の手袋(各種ゴム手袋やビニール手袋、布手袋等)もご用意しております。またその際、ラテックスゴムや化学物質アレルギーの方はご相談ください。
  • お電話やメールでのご予約時点で、発熱症状があり37・5度以上の体温の方は、熱の症状が落ち着き平熱になってから再度、ご予約のご連絡をいただければ幸いです。
    ご自身の体温が不明で、医院での体温測定をご希望の方は、受付時にお申しつけいただけば非接触型体温計をお貸しいたします。
    発熱症状があるものの、耐えられないぐらいの歯や歯ぐきの痛み、腫れ等の急性症状があり、緊急の歯科治療をご希望の方は、お電話やメールでのご予約の際にその旨を必ずお伝えください。
    その場合は、来院による万が一の、院内での新型コロナウイルス感染を防ぐために、当日の予約状況を考慮し、出来るだけ他の患者様の来院と重ならないように、また感染予防の準備、片付けのための時間とスタッフ確保の上、ご予約をお取りさせていただきます。
    可能な限り患者様のご要望、ご希望には添えるよう努力いたしておりますが、感染予防のための院内管理による様々なご不便が生じますこと、何卒ご理解いただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

〈診療における感染予防対策〉

  • 歯科医師、歯科衛生士の医療用ゴム手袋や、うがい用コップ、エプロン、ヘッドレストカバー(頭部に接する診療台のカバー)、滅菌バック(患者様治療に使用する器具を入れる袋)、器具トレー(治療器具や薬品を置くための防水処理をした薄い容器)は、患者様ごとに使い捨てております。
  • 滅菌可能な全ての器具や機器は、オートクレーブ(高圧滅菌器)にて診療ごとに毎回、滅菌しております。当院ではエアタービン、コントラアングルといったハンドピース類(口腔内での切削機器)やエアスケーラー等の歯石除去機器も含めてクラスB(世界で最も厳格な滅菌レベルであるヨーロッパ規格)もしくは専用のオートクレーブで、使用ごとに毎回、完全滅菌処理を行っております。
  • 医院の全ての診療チェアーごとに、患者様のすぐそばに、大型タイプの高機能次亜塩素酸空間除菌機とプラズマクラスター空気清浄機をそれぞれ設置しております。イオン化され生成された次亜塩素酸を空気中に揮発させ、さらに還流させた空気中の細菌やウイルスを次亜塩素酸フィルターで濾過除菌させることによって、診療スペース内の空気を常に除菌された状態に保っております。
  • 当院では、給水路およびバキューム内の自動洗浄システムを備えた診療チェアーを使用しています。安心かつ安全に治療を受けていただくため、治療機器に用いる注水用の水を衛生的に保てるよう、絶えず心がけております。
  • 各患者様の診療後は、オートクレーブ(高圧滅菌器)で滅菌可能なものは全て滅菌し、その他の使用した診療機器、器具のカバー等は廃棄しております。
    また、消毒用アルコール、次亜塩素酸水、アルカリイオン水等の各種消毒薬を、器材の種類や感染のリスクレベルに応じて使い分けて、可能な限り殺菌消毒しております。
  • 通常は、次の患者様の診療時間に影響が出ないよう、準備や片付けを含めて30分単位あるいは1時間単位でのご予約をお取りしております。
    ただし、前の患者様の診療内容や感染リスクの可否によっては感染予防の観点から、殺菌消毒レベルを上げての、様々な衛生管理作業が加わり、予定外の手間や時間が必要なケースもあります。 その際は通常より、診療準備のためのお時間をいただくこともあるため、ご予約のお時間より多少お待たせすることがあるかもしれません。誠に恐縮ではございますが、ご理解いただければ幸いです。
  • 診療スタッフ(歯科医師、歯科衛生士)の診療時における感染予防のため、診療スペース内ではマスクに加えて、ゴーグルやシールドマスク着用のままで患者様に対応や応対させていただいております。同様な観点からゴム手袋も着用の場合もあります。
    診療スペースへの導入の際や、診療時の患者様へのご説明時には、声も聞き取りづらいかもしれません。また何よりも視覚的に、心理的な威圧感や医療に対する恐怖心を想起される方もいらっしゃられるかもしれません。ここは何卒、現在の非常事態おいても歯科医療を継続させるための対応策の一環と、深いご理解をいただければと存じ上げる次第です。
    その上で、極度の歯科恐怖症の方あるいは歯科パニック症の既往がある方は、お電話やメールでのご予約の際に、その旨を受付にご相談していただければ、診療時に可能な限り対応させていただきます。
  • 2020年5月1日現在、歯科業界においても医療用マスク、医療用ゴム手袋、消毒用アルコールをはじめ、医療用ガーゼ、ワッテ(カット脱脂綿)、コットンロール、滅菌バッグ等の診療に必要な消耗品が、ほぼ全て流通停止状態になっており、入手が不可能もしくは極めて困難な状態です。
    当院では日ごろから災害時あるいは緊急時に備えて、常時日々の医療用の消耗品や医薬品を備蓄しております。
    そのため幸いにも、当院においては医療用資材、物品不足から生じる影響は、現在のところ極めて軽微です。新型コロナ流行以前と、診療水準に変化は生じておりませんので、ご安心してご来院ください。

〈玄関、待合スペース〉

  • 現在、雨天時以外の診療時間内は、玄関およびベランダに面した窓は開放し、屋外との出入り口付近には空気清浄機機能の扇風機を配置し、換気を促しております。また屋内の全ての空気清浄機および換気扇は常に最高出力にて稼働させております。可能なかぎりの室内と屋外との空気の入れ替えを心がけております。
  • 人の出入りの多い玄関、待合スペースには大型の高機能次亜塩素酸空間除菌機を設置しております。室内に次亜塩素酸イオンを含む空気を満たすことによって、浮遊する細菌やウイルスを除菌しております。
  • 室内での湿度の上昇は、空気中に浮遊するエアロゾル(飛沫)の乾燥を妨げ、エアロゾルに棲息する多くのウイルスの生存率を高めてしまう、という指摘があります(>>詳しくはこちら)。
    そのため、雨天時においては、外気流入による室内の多湿を防ぐため、空気清浄機および換気扇による換気を主とします。その上で、室内空調機による除湿により屋内の湿度管理を保ちながら数時間おきに、一定の湿度下でのみ注意深く、玄関や窓の開放による屋外との大気の交換を行なっております。
    また今後、夏へ向かうとともに、気温の上昇にともなう冷房の必要性が、急速に高まります。 そういった環境下においても、室内の冷房、除湿を行いつつ、なお十分かつ適切な換気をおこなうために、知恵を絞り努力をいたします。
  • なるべく院内に、患者様が「密」にならないよう、予約管理に注意を払っております。また、待合スペースで、できるだけお待たせしないよう、会計等の事務機能の効率化を進めたいと思います。
    具体的には、paypay 等のスマートフォン決済や各種電子マネー、またクレジットカードをご利用いただいてのお会計を、積極的に進めております。
  • 待合スペースには、予備のサイドチェアーをいくつか置いてあります。お待ちになる患者さま同士が少しでも近距離にならないように、との心ばかりの配慮です。ぜひご利用ください。
  • 待合スペースにも各種消毒、衛生用品をご用意してあります。ご自由にご利用ください。
    それぞれの成分等についてご不明な点があれば、ご遠慮なくご質問ください。

〈妊婦さんやお子様の受診、お子様連れの方のご予約について〉

  • 妊婦さんの受診に関してです。
    できれば、事前に産科の担当医の了解があれば安心です。基本的には、妊娠の安定期には一般的な歯科診療を、多少の制約はありますが、今までと同様に行うことは可能です。
    妊婦の方でも、急性症状のある方、あるいは急を要する処置をご希望の方等、歯科治療でお困りの方は是非、当院までご連絡ください。その際に、その旨をお伝えいただければ、あくまで当院で可能な範囲ではありますが、出来るだけ配慮をもって対応させていただきます。まずはお電話にてご相談ください。
    当院で歯科治療が可能な場合は、なるだけ待合スペース等で他の患者様と「密」にならないようご予約の時間帯も調整させていただきます。
    ただし新型コロナウイルスの病態については、いまだに様々な不明な点があります。また対応法についても医療関係者の間でも見解や意見の大きな相違があったりもします。 ましてやワクチンや画期的な治療薬のない現状でありますので、歯科的には、あくまで緊急性の高い急性症状以外の方は、出産後あるいは今回の緊急事態宣言の解除後に、ご来院されるのが懸命ではないかと考えております。
  • お子様の治療、もしくはお子様連れでの治療ご希望の方へです。
    ご予約の際は、できればお電話にてお子様の年齢、あるいは付き添いの方の人数等の情報を事前に教えていただくと助かります。
    この場合の妊婦さんの場合と同様に、なるだけ待合スペース等で他の患者様と「密」にならないようご予約の時間帯を調整させていただきます。

〈最後に〉

非常事態宣言下、現在も新型コロナウイルス感染拡大中の現況ではありますが、患者様へ十分かつ満足できる歯科治療や医療サービスをこれからも提供し続けられるよう、スタッフ一同全力を尽くす次第であります。今後とも銀座池渕歯科をよろしくお願いいたします。
今後の皆様がたの健康や、症状がある方のご回復、そして新型コロナウイルス感染症の早い収束を心よりお祈り申し上げます。

令和2年5月1日

銀座池渕歯科 院長 池渕 剛


追記 (令和2年6月11日 記)

緊急事態宣言が全面解除(5月25日)されてからほぼ半月が経ちました。現在、東京都下における新型コロナウイルス感染症に対する休業要請緩和はステップ 2まで進められ、ステップ3へ移行されようとしています。また、都および隣接各県を含むいわゆる東京圏においても、各所でいくつかのクラスターの発生が生じているものの、それぞれ規模も小さく局所的なものであるようです。6月2日に発動された東京アラートも、近く解除の見通しです。
もちろん油断は禁物ではありますが、今のところ急速な爆発的な感染の拡大の可能性は、かなり低くなったように思われます。

銀座も、デパートを始め多くの各店舗が、あくまで慎重に用心深くではありますが、感染対策に工夫を凝らしながら営業を再開しているようです。
さすがに海外からの観光客はほぼ見当たらないものの、平日の日中でも多くの人々が銀座の街路を行き交っております。外を歩いてみると、歩行者や自動車の数が日増しに増えていっているのが、即座に体感できます。日差しの強さ、気温の上昇とともに、おそるおそるではあるものの、街に活気が満ちてきました。まるで映画か小説の中の世界のようだった非日常から、少しずつですが解放されつつあるのではないでしょうか。 現況を踏まえて当院もまた、患者様へ、これまで以上に安心かつ健全な歯科治療の提供が継続できるよう、スタッフ一同さらに努力する次第であります。
つきましては、前記(5月1日 記)に加え、当院における、現在の新型コロナウイルス感染症への新たな対策をお伝えいたします。

歯科治療中の、診療スペース内での飛沫の拡散の防止のため、スペースごとの空気除菌装置や空気清浄機に加え、診療ユニット(チェアー)一台一台ごとに、診療台のすぐ側に口腔外バキューム(吸引装置)を設置しました。

受付、会計時の感染予防のため、受付スペースに深紫外線LED による空間除菌装置を新たに設置しました。

また、今年の晩夏から秋、冬にかけて予測される、新型コロナウイルス感染症の第2波(そして、その後の第3波)への更なる対策も準備しております。

あくまで現時点での評価ではありますが、日本での新型コロナウイルスの感染拡大の抑制は、世界的に見ても奇跡的なほど成功を収めているように思われます(一方、大変残念ながら、苦しい闘病にもかかわらずお亡くなりになった方々へ、心よりご冥福をお祈り申し上げます。また現在闘病中の方々の出来るだけ早いご回復をお祈り申し上げます)。
その中で、コロナウイルスの効果的な封じ込めの、成功の大きな要因の一つとして、日本での、室内へ土足を持ち込まないという文化、風習、作法も挙げられております。屋内外の清潔不潔域の境界線を玄関で明確に設定する。そうすることによって屋外で靴に付着したさまざまな不潔な物質を、各家庭の室内において共有しない。そういった日本人には当然と思われる永年の生活スタイルが今回、世界的にも再評価されております。
医療空間にも同じような原理が当てはまるのではないか、と考えました。
つまり医療スペースへの患者様の足元(靴底やハイヒール周囲等)からの新型コロナウイルスの伝播リスクを懸念しております。
今秋以降、新型コロナウイルスがもしも大きな変異を遂げた際の第2波、第3波が発生した場合、欧米流儀の土足のままで患者様が無防備に診療スペースへ入ってくる現在の歯科の一般的な診療スタイルに対して疑問を感じました。そして対応策を検討してみました。
いくつか考えた対応策の一つとして、患者様が当院の診療スペースに入る際、ご自身の靴を着用したまま靴カバーを装着できるよう自動装着装置及び専用靴カバーを約1年分(両足5000足分以上)を用意しました。 その他予備に、ご本人自身で履くための大きめの靴カバーも、数カ月分備蓄しております。 また、各種靴カバー以外にも、各個人専用の使い切り布スリッパも準備しました(診療時に新品を使っていただき、使用後は当院で処分させていただきます)。

その他、今後の更なる感染症の拡大に備えていくつかの対策を準備中です。 準備が整い次第このコーナーの追記や、Facebook等各種SNSにて発信いたします。

現在のところ、新型コロナウイルス感染症に関する、各種メディア等で報道される研究サイドの情報も、未だ不確定で憶測的なものが多く、世界中の研究者や臨床家に、諸手を挙げて受け容れられるような画期的な発見や開発は、まだまだ先のようです。
ましてや、世の中の一般的な方々は、世間に流布する様々なニュースによって嬉々となったり、心乱され不安になったりしていることもあるかもしれません。 もちろん我々歯科医療人も例外ではありません。
ただ、当院も含めて歯科医療業界は、出来るだけ今まで通りの診療業務が継続できる、つまり医療内容、医療サービスを必要十分に提供できる環境の維持を、第一義として日々考えております。
ゆっくりと霞みが晴れつつも、何かモヤモヤと先の見えにくい今の状況の中で、「歯医者に行かないと。でも何だか不安だなあ」と思ってらっしゃる方。大勢おられるのではないでしょうか。
歯も大事です。健康の源でもあります。
お口の中にご心配事がある方は、まずは、お電話あるいはメールにて、当院までお問合せください。 お待ちしております。

令和2年6月11日

銀座池渕歯科 院長 池渕 剛


追記 (令和2年6月19日 記)

新型コロナウイルス抗体検査結果

新型コロナウイルス感染症対策の一環として、院長池渕およびスタッフ(本人の希望がある者)は、院内において定期的に、新型コロナウイルス抗体検査を行っております。 6月19日現在、検査を行った者全てが、IgM抗体(※1)、IgG抗体(※2)ともに陰性反応でした。
ちなみに6月3日および6月16日に院長池渕が行った際の検査結果を、画像および動画で掲載いたします。

新型コロナウイルス抗体検査結果

(※1)IgM抗体は、抗原(ウイルス等)が体内に侵入すると、即時に発動され活発化します。いわば、最前線で身体の防御システムを担う抗体です。通常の免疫反応においては、感染後すぐに急速な増加を示しますが、その後、数日をピークに、数週をかけて収束してゆきます。

(※2)IgG抗体は、感染初期の抗原抗体反応に遅れて(一般的に1週目から数週間後以降)反応し、中期以降、長期にわたり持続的に活躍します。抗原(ウイルス等)が体内から減少、除去された後も、抗原からの今後の再感染に備えて、次第に増えてゆきます。

令和2年6月19日

銀座池渕歯科 院長 池渕 剛


(令和2年11月10日 記)

11月も中旬を迎え、晩秋というより、早くも冬の気配を感じさせる季節になりました。長引いた梅雨、灼熱の短い夏、そして秋。世界中に猛威をふるった新型コロナ感染症のせいでしょうか、2020年の一年が、あっという間に過ぎて行こうとしています。残念ながら現在、日本各地でいわゆる第三波と呼ばれる感染の再流行が始まりつつあるようです。
コロナリスクが予見され始めた今年1月下旬以来、当院でも新型コロナ感染症対策のために様々な予防処置を試みてきました。そのため予防対策により患者様にご不便をかけつつ、また我々術者にとってもやや不自由ながら、現在まで通常の歯科治療を継続することができました。来院され、ご協力いただいた患者様の皆様には誠に感謝の限りです。
当院スタッフにおいても幸いなことに、大きな体調不良者も生じず、院長池渕が2週間ごとに受けている抗体検査結果も、常に陰性です。
大きな流行が予測される本格的な冬を迎えるにあたって、感染予防のためのさらなる対策を講じながら、良質な歯科診療及び医療サービスを提供し続ける所存であります。
お口の中に関して、お困りの方は是非ともご相談ください。
銀座池渕歯科を、今後ともよろしくお願い申し上げます。

令和2年11月10日

銀座池渕歯科 院長 池渕 剛